お互いに見落とし多く 形勢揺れ動く
Lizzle_KataGo の勝率と目差表示
Lizzle_KataGo では,検討したい局面を次のように操作します。
下向き矢印キーを押すと1手ずつ,「pagedown」キーを押すと10手ずつ進みます。
碁盤の左側下半分に『勝率グラフ』,上半分に勝率と目差が数値で表示されます。
下図に48手まで進めた局面を示します。
右辺中央で,白「47」(白丸に小さい黒丸が付いた白石)と備えたとき,黒「48」と右下隅の白一群から1子を切り離して,黒好調になりました。
棋譜を振り返ってみると,黒「48」の場所は本来白が先手で打てるところを逃していました。左側の「次の一手の棋譜並べ」で,「4子局」をクリックし,「2022-07-12 H.Fuku ...」をクリックすると,棋譜の終局図が表示されます。そこで,手数窓 No. に「17」を入力し,「Jump」ボタンを押すと,下図の局面になります。戻りボタン << ,進みボタン >> を使って,この前後の手順を確認してみましょう。
上図の進行を見ると分かるように,白「17」を打つ前に,白は黒「14」の下に出て,黒に何か受けさせた後,白「17」に打つところでした。この手順を抜かしたため,黒「48」を打たれてしまいました。
黒の読み不足から白の反撃拠点ができる
「次の一手の棋譜並べ」で,手数窓 No. に「71」を入力し,「Jump」ボタンを押した後,進みボタン >> を押して行くと分かるように,白「79」のコウ立てに,黒「80」(右下隅の黒丸)を打ちました。この手は,コウを解消するつもりだったと思われますが,読み不足でした。単に白「81」の場所につないでおけば,隅の白一群に生きはありませんでした。
白「81」で,コウが続くことになり,黒「88」とコウ立てを打った時,下図の右下隅に青色で示されるように,白「89」とコウを解消してしまいました。これによって,白は右下が安定しただけでなく,下辺から右辺に拡がる黒模様へ踏み込む反撃拠点ができました。
白は黒石を分断したが勝利目前で急所をはずす
白「91」から,右辺の黒石を攻めることになりました。白「113」によって,白は右辺の黒石を分断することに成功しました。
上図の後,白「127」が一手パスの手でした。この手の代わりに,下図の青色の場所に打っておけば,黒をしとめることができました。
黒は勝勢を守り切れず白から再逆転される
「次の一手の棋譜並べ」で,手数窓 No. に「128」を入力し,「Jump」ボタンを押した後,進みボタン >> を押して行くと分かるように,黒「128」が妙手で,上述のように取られていたはずの黒が,逆に右下隅の白一群を取る結果(下図の右下隅の攻め合い参照)になりました。
しかし,この後,白「139」から,白の必死の追い込みが始まりました。下図に示すように,白「159」の勝負手から,下辺の攻め合いになりました。勝率グラフを見ればわかるように,この時点では,まだ黒が優勢でした。
しかし,下辺の白と左下隅の黒との攻め合いは,白の勝ちになり,下辺の黒は「204」で右辺につながる後手になったため,白「209」(下図の右辺上部の青色)によって,白の再逆転になりました。